悩める薬剤師今の職場での人間関係が辛い。上司の対応がキツく感じる。私だけよく怒られている気がする。
こんな風に悩んでいませんか。



私はこれまでいろんな職場を経験してきましたが、医療現場はまだまだパワハラなどの問題が多いと感じます。
今日はそんな薬剤師のパワハラ問題について、実体験を交えながら解説していきます。
新卒でCROを5年ほどした後、薬局薬剤師として5年勤務。
薬剤師は、家庭や子育ての都合で正社員→パート薬剤師・派遣薬剤師をしています。
現在は薬剤師から、医療業界の企業に移って会社員をしています。
ブログでは、薬剤師の働き方についての情報を発信しています。
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薬剤師のパワハラってよくあるの?どこからがパワハラ?



なんで私ばっかり怒られるんだろう……どの職場でもパワハラに遭ってる気がする。
こんな風に考えたことはありませんか。
実は、病院や薬局などの医療現場ではパワハラは起こりやすいと感じています。
理由は、企業と比べると働いている人や場所が限定的で、職場の空気が閉塞的になりやすいからです。
また、転職する人も多いですが、多くは業界内で転職しているため、医療業界自体が古い体質のところが多いと感じます。



最近は風通しのいい職場が増えていると感じますが、やはり怖いお局などがいる職場はまだまだ、過去の体質のままですね。
そのため、薬剤師として働いていて、パワハラに悩む人は多いです。
実際に私の周りでも、パワハラで病んでしまった人や職場を転々としている人がいます。



どこからがパワハラなの?ただの注意との見分けがつかない。
と、自分が渦中にいるとパワハラを受けているのか、判断ができないことがあります。
次のチェックリストを参考に判断してみてください。
- 人前で繰り返し怒鳴られたり、人格を否定されたりする
- 「薬剤師失格」「こんなこともできないの?」など、能力や人格を否定する発言をされる
- ミスに対する指導ではなく、必要以上に長時間叱責される
- 他の薬剤師には許されていることを、自分だけ禁止・制限される
- 明らかに達成困難な業務量や期限を、一方的に押しつけられる
- 仕事を与えない、または逆に過剰な仕事を集中して与えられる
- 無視、仲間外れ、情報共有から外すなど、職場で孤立させられる
- 休日や勤務時間外に、必要性のない連絡や対応を強要される
- 「辞めろ」「向いていない」など、退職を迫るような発言を繰り返される
- 注意や指導が、特定の人にだけ繰り返し行われている
特に「一度注意された」だけでなく、①何をされたか、②どのくらいの頻度・期間か、③業務上必要な範囲を超えているか、④自分だけが対象になっているか、という点を振り返ると判断しやすくなります。
業務上必要な指導や注意であれば、パワハラとは言えない場合がありますが、人格否定や過度な叱責などが繰り返されている場合は、パワハラに該当する可能性があります。



パワハラの線引きは難しいですが、自分だけ・繰り返し・人前でしつこく怒られるなどはパワハラを疑った方がいいかもしれません。
【体験談】私が薬剤師時代に受けたパワハラ



かくゆう私もパワハラを2度受けたことがあります。
1度目は、初めて薬剤師として働き出した時に、使い物にならなくて怒られ続けていました。
当時は薬剤師として転職したて+子どもも小さく、いろんなことに必死だった頃でした。
未経験薬剤師として、大手薬局チェーンに正社員就職しました。
面接のときに、丁寧に研修すると言われていましたが、実際は現場に放り投げ状態。
未経験で学生の実習からもブランクがあった私は、処方箋の見方もおぼつかないレベル。
最初は優しかった管理薬剤師は、数週間後には私ばかりを怒るようになってしまいました。
2度目は、派遣薬剤師として働いていた時のことです。
派遣時代のパワハラはこの記事に詳しく書いていますので、こちらも読んでみてください。


今振り返ると、絶対上司の薬剤師の態度が悪いと言い切れるのですが、当時は「自分が仕事ができないからダメなのかも。」と悩んでいました。
夜や休日も仕事のことで頭がいっぱいになり、体調不良になり始めていました。
(ただ、そこで辞める決断ができたので、私は良かったと思っています。)



パワハラを受けている時は、なぜか自分も悪いと思ってしまいがち。でも、絶対にパワハラをする方が悪いです。
薬剤師がパワハラを受けたときの対処法



パワハラを受けた時の対処方法を記載します。
記録を残す
一番大切なのは、記録に残すことです。
- 日付や時間
- 場所
- 誰から
- 何と言われたか
- どういうことをされたか(暴力などがあれば詳しく記載)
記録は証拠になりますし、相談窓口に提出するときに必要になります。
周囲に相談する
もし、周りの同僚などに相談できる環境ならしてみましょう。
周りが味方になってくれたり、パワハラをされそうになったときに監視する風潮ができれば、多少パワハラは少なくなる可能性があります。
(おばちゃん薬剤師などは、横からパワハラを指摘してくれたり……もあります。)
ただ、職場によっては、何人かが集まってパワハラをしたり、他の人は我関せずを貫いていたりもします。



私の時は、周りも腫れ物扱いで、見て見ぬふりをしている人ばかりでした。
なので、信頼できそうな人がいればしても相談するべきですが、(残念ながら)相談できる人がいない場合もあります。
職場や外部の相談窓口を利用する
病院や薬局の企業母体が大きければ、相談窓口を設置している場合があります。
相談窓口に相談してみたり、パワハラの記録を提出してみたりしても良いでしょう。
ちゃんと相談窓口が機能していれば、それなりの対処をしてくれます。



ただ、相談窓口があっても、機能していないことが多々あります。
私が見た例では、一般薬剤師が管理薬剤師のパワハラを訴えたところ、訴えた側が別店舗に飛ばされるということがありました。
会社としては、店舗をまとめてくれる管理薬剤師を動かすことは、デメリットが大きいと判断したのでしょう。
このように会社は一概に訴えた方に寄り添った対応をしてくれるわけではありません。
パワハラをした相手が、立場が上であればあるほど、会社は上司側の味方になることも少なくありません。



相談窓口を利用するときは、自分が辞めてもいい or 他店舗に移動になってもいい、と思えるときにするのがおすすめ。
パワハラが改善しないなら、辞めるのも選択肢【自分が一番消費しない方法】
私も周りの人を味方につけたり、指摘されないように仕事を頑張ったりしました。
が、一度パワハラする相手にターゲットにされてしまうと、なかなか抜け出せません。



残酷ですが、抜け出せる時は、さらに仕事ができない or 気の弱い新人が入ってきた時だけ……なんてことも。
そんな場合、パワハラが治るまで我慢し続けることも選択肢の一つですが、いっそのこと転職してしまうことも選択肢のひとつです。
相手を変えることは難しいですが、自分の職場や行動を変えることは簡単だからです。
あと、無理に続けて病んでしまった人を何人も見たからです。
精神を病んでしまうことは、人生に大きなマイナスをもたらします。
普通の病気と違って、精神系の疾患は数ヶ月休職したところで、完全には治りません。
その後の人生は、再発を恐れて働かないといけません。
また、病気になる前よりも、普段の感情のアップダウンも激しくなります。



私もせっかく薬剤師免許があるのだから、耐えることはやめて、職場を変える選択肢をパワハラが始めって2週間〜1ヶ月でしました。
私の場合は、ひどい職場に当たった後は、すごく良い職場にあたる経験をしました。
職場が変わって、周りの人に普通に接してもらえるようになると、以前はしていたミスなども減って、さらに仕事が楽しくなります。
(パワハラをされている時は、萎縮してしまって、小さいミスを連発してしまいました。)



仕事が嫌で日曜日の夕方から憂鬱。朝になると体が思うように動かない。寝てるはずなのに、ずっと疲れた感じがする。
となったら危険サインです。
特に休日まで仕事のことで頭がいっぱいになるレベルなら、すぐに転職を考えた方がよいです。
最初は勇気がいるかもしれませんが、薬剤師の転職はあまり時間もかからず、すぐに内定をもらえる傾向にあるので、一度転職サイトに登録して行動してみることをおすすめします。
パワハラを繰り返さない職場を選ぶには



最後に私流ですが、パワハラがない職場を選ぶ方法を紹介します。
せっかく転職しても、またパワハラがある職場だと辛いですよね。
パワハラが少ないと予想できる職場の選び方を紹介します。
- 職場見学で、上司が部下に対して威圧的な態度でないかチェック
- 職場見学で、薬剤師や医療事務同士が雑談などの会話をしているかチェック
- 職場見学で質問をしてみて、その時の受け答えに威圧感がないかチェック
- 希望の病院や薬局で、退職者が多くないか、みんな長く働いているかチェック
- 転職アドバイザーに以前の職場でパワハラに遭い、人間関係を重視していることを一番に伝える
転職アドバイザーの人は親身になってくださるので、パワハラのことは素直に話した方がいいです。
その上で、給料や職場の場所よりも、人間関係を円滑に進められる職場を希望していることを伝えましょう。
あとは、忙しくても、疲れていても職場見学は必ず行ってください。
求人票ではわからない職場の空気感がわかるのは、職場見学だけです。
そして、職員が雑談をしているかどうかチェックしましょう。
一般的な職場であれば、処方箋がきていない時間帯は職員同士、多少は雑談するものです。
一方で、パワハラなどがある薬局では、雑談はほとんどありません。



薬剤師と医療事務が仲良くしているかもチェックポイントの一つ。働きにくい職場では、薬剤師と医療事務が仲悪いことが多いです。
まとめ:パワハラにあったら、我慢するか転職するか→私は実体験からも転職をお勧めします。
ここまでパワハラに対する対処法を紹介いたしました。



自分や周りの体験談を複数例見てきて、正直パワハラに対する有効な対処法はあまりありません。
元も子もないですが、これは事実だと思います。
大体パワハラをする相手は、される側よりも立場が上です。
すると、いくら下が訴えたところで、会社としては上の立場の職員を守る傾向があるからです。
殴る・蹴るなどの明らかな暴力被害なら、会社も対処してくれるでしょうが、精神的なパワハラの場合はなかなか会社は動いてくれません。
- パワハラの対象が移るまで今の会社で我慢する
- (選択肢があれば)別店舗に移動依頼する
- 転職する
現実的に考えると、このくらいしか選択肢はありません。
どの選択肢もパワハラの根本的な解決にはならないので、モヤモヤは残ります。



①の我慢をするという選択肢を取る場合は、病まないようにだけ気をつけましょう。限界を感じたら、すぐに③転職するをおすすめします。
ハンガリーの古いことわざに「逃げるは恥だが役にたつ」という言葉があります。
日本でもテレビドラマになって大ヒットしましたね。
これは「辛い状況から逃げる、つまり今の職場から逃げることは恥ずかしいかもしれませんが、自分の身や心を守ることは、長期的にみると人生を良くする最善策という教え」です。
あまりにもパワハラがひどい場合は、転職を考えてみてはいかがでしょうか。
子どもが小さい時期はパートや派遣が働きやすく、大きくなれば正社員や企業転職で年収アップも狙えます。
ただ、どの働き方を選ぶにしても、
今の自分の条件で、どれくらいの年収が狙えるのか?
どんな求人があるのか?
これは自分ひとりで調べるのが難しいです。
私も転職のたびに複数のエージェントに登録して、
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