悩める薬剤師薬剤師のパートしていると時給が上がらない……もう少し収入上げる方法ないかな?
と悩んだことはありませんか?
私はあります。



私が時給が上がらないのに悩んで、どうやって収入を増やしたか、今日は紹介したいと思います。
薬剤師パートの時給が上がらないのはなぜ?



最低賃金は上がっているのに、薬剤師の時給はなぜ上がらないの?
と感じたことはありませんか。
実際、マクドナルドなどのアルバイトでも時給1,000円以上が当たり前の時代。
それなのに、薬剤師をはじめ医療関係者の時給はほとんど横ばいです。
その大きな理由は、病院や薬局の収入が国の保険制度で決められているからです。
昔は「薬価差益」と呼ばれる仕組みで薬局の利益が出やすく、薬剤師の給料も反映されやすい状況がありました。
しかし近年は、医療費削減の方針で診療報酬や薬剤費の点数が下げられ、薬局・病院の売り上げは減少傾向。
結果として、薬剤師の時給に反映されにくくなっているのです。



最近は保険制度の見直しをするという話も聞きますが、しばらくは病院や薬局経営が厳しい状態が続きそうな気がします。
私も経験した「時給が上がらない」現実



実は私自身も、「薬剤師の時給が全然上がらない」という状況を経験しました。
昇給ゼロの薬局で働いていたときの悩み
私が働いていた薬局は、昇給ゼロ。
20年近く勤めているベテランパート薬剤師さんがいましたが、時給は入社5年目の私と同じでした。
一人前になるまでは、時給は少し安いですが、一人前になったら時給はみんな一律ということでした。
確かにパート薬剤師は、責任や仕事の範囲も限られているので、5年目でも20年目でも仕事内容に特に違いはありませんでした。
患者さんと顔見知りだったり、難しい調剤のやり方だったり、もちろん私よりも優れている部分はありました。
しかし、管理薬剤師がいれば問題ない範囲だったのです。
パートさんでなきゃ対応できない!という業務がないので、時給は変わらずでした。
この現実を知ったとき、「子育て中はまだいいけど、将来的に収入を増やすのは難しいかもしれない」と不安を感じました。
ママ薬剤師ならではの勤務時間の制約
また、ママ薬剤師には勤務時間の壁もあります。
「一日4時間を5時間に増やす」「土曜や夜にシフトを入れる」といった方法で給料を増やすことも可能ですが、私の場合は子どもの帰宅時間に合わせて帰らなければならず、働く時間を増やすのは難しかったのです。



「時給も上がらない」「勤務時間も増やせない」という二重の壁で、収入はなかなか増えませんでした。
私が収入を上げるために実践したこと



私が収入を上げるためにしたことを紹介します。
近隣店舗のヘルプへ積極的にいく
私の薬局は近隣に店舗がありました。
近隣店舗も薬剤師の数はギリギリで、ヘルプに来てほしいと言われることも多々ありました。
周りの人はヘルプに行くのを嫌がっていたので、必然的に私ばかりが行くことに。
みんなが嫌がる仕事を引き受けていた結果、ヘルプ手当がついて収入が増える結果になりました。
また近隣店舗は私の店舗より忙しかったので、1日10分や20分の残業代が積み重なって、結果1万円ほどの月給アップになりました。
派遣薬剤師に切り替えて時給アップ
体力がある方や今の職場に思い入れがないという方におすすめなのが、派遣薬剤師に切り替えること。
普通のパート薬剤師なら2000円くらいが時給相場ですが、派遣薬剤師なら2500円以上はもらえます。
私が行った店舗はなんと3500円も時給がありました。
半日働くと14000円の収入、1日なら28000円の収入です。
同じ時間働くのでも、パートと派遣薬剤師で収入に大きな差があります。
派遣薬剤師は不安定なんじゃ?と思うかもしれませんが、求人はいくらでもあるので職がなくなることはまずありません。
(同じ職場で長く働くことは難しいかもしれませんが。)
私はパート勤務先の勤務日を減らして、空いた日に派遣薬剤師を入れるだけで、毎月7万円の収入アップに成功しました。
\ 登録だけでもOK /
在宅ワークや副業で収入の柱を追加
体力に自信のない方は、在宅ワークや副業で収入を増やす努力をしてみましょう。
ただし、派遣薬剤師のようにすぐに収入がもらえるわけではないので、こちらは少し根気が必要です。
私の場合は、ネットで在宅ワークを調べて、治験の文書やQC点検を行う仕事を見つけました。
また、ライター養成講座に通って、ライター業務を請け負ったこともあります。
どちらも月に5万円ほど稼げ、多い時は合わせて10万円を超える収入になりました。



稼げるようになるまで安い単価で請け負ったり、自己投資をして勉強しないといけないので、すぐにこの金額が稼げるわけではないので注意。
自分にはそんなスキルない。在宅ワークって難しいそう。という場合は、メルカリなどのフリマアプリで収入を作ってみて。(実際私もそうしてました。)
そこでできたお金で講座に申し込んで、スキルを身につけて、自分ができる在宅ワークに挑戦するのが一番おすすめの方法です。
ママ薬剤師ができる収入アップの工夫
ここで、ママ薬剤師ができる収入アップの方法をまとめます。
スキルアップ(認定や専門薬剤師・在宅医療など)
パート薬剤師だと難しいかもしれませんが、スキルアップは常に意識すべきことの一つ。
認定薬剤師や在宅医療を引き受けることで、時給アップの交渉の手札となります。
もしチャンスがあるなら、積極的に掴みにいきましょう。



ヘルプなど人と違うことをして、手当をもらうのも収入を上げる方法です。
派遣・転職を選択肢にする
私のように、パートでは認定薬剤師や在宅医療のチャンスがない場合は、今のパート収入から切り替えて考える必要があります。
つまり、もっと時給のいい職場を見つけることが大切。
転職して100円でも時給が高いところ、昇給が見込めるところに行くのは「あり」です。
時給が上がらない職場でいくら頑張っても、収入面でのメリットはほぼ皆無なのですから。
それならば、収入が高いところで働く方が得策です。
また、もっと気楽に働きたいという場合は、派遣薬剤師が良いです。
派遣薬剤師でも、ずっと同じ職場で働く場合とスポットで働く場合があります。
ずっと同じ職場だと、仕事内容が変わらず安心という面があります。
スポットだと、投薬と薬歴を書いたら終わりと後腐れのない働き方ができます。



職場が変わるのは不安という人も多いですが、収入を上げたければ行動する勇気も大事ですよ。
在宅ワークやブログなど副業に挑戦
世の中には薬剤知識を生かしてできる在宅ワークがいろいろあります。
私のようにブログを書くのも在宅ワークのひとつです。
最近ではYouTubeやX、Instagramで薬の情報を発信している薬剤師もたくさんいます。
ライターとして記事を書いてる薬剤師もいれば、医療翻訳などの翻訳業をしている薬剤師もいます。
働き方は薬剤師以外にもたくさん。



中にはハンドメイド作家など、薬剤師と全く違うことをしている人もいます。
自分にできそうな在宅ワークがあるなら、チャレンジしてみましょう。
(この時のポイントは、副業は稼げそうなことよりも好きなことに挑戦すること!)
まとめ|「時給が上がらない」は終わりじゃない。自分で収入は変えられる
今回は薬剤師の時給が上がらない悩みについて書いてみました。
数年前までは、私も給料いつになったら上がるんだろう?と受け身でいてました。
しかし、受け身でいるだけでは給料が上がらないことに気づき、自分で行動してみました。
- 派遣薬剤師に登録して行ってみる。
- 在宅ワークの面接を受けてみる。
- ライターの講座を受けて、応募してみる。
どれもとても勇気が入り、また失敗もたくさんしました。
(応募してなかったら、失敗なんてしなかったのに!)
でも、挑戦したおかげで、いろんな収入を得ることができるようになりました。
今薬剤師で時給が上がらなくて悩んでいるなら、ぜひ行動してみることをおすすめします。








