
転職サイトって、いい職場を紹介してくれるのかな?なんか怖いイメージあるなぁ。
と悩んでる人に、薬剤師転職サイトが使えるかどうかを紹介します。



私は薬剤師転職サイトで失敗と成功を経験しました。薬剤師転職サイトは上手に使えば、いい職場にめぐりあえますよ♡
薬剤師転職サイトを使わない方がいいと言われる理由
私が転職するとき、「無理やり転職させられる」「大手チェーンしか紹介してくれない」などの転職サイトの悪い口コミを聞きました。
本当に転職サイトを使うのはよくないのでしょうか?
薬剤師の転職サイトは使わない方がいいと言われる理由をまとめました。
アドバイザーからの連絡がしつこい


これは、本当です。
転職サイトに電話番号とEメールアドレスを登録すると、すぐに電話がかかってきます。
というのも、薬剤師転職サイトは薬剤師が転職すると報酬が入ってくるから。
お金を稼ぐために、必死に営業電話やメールをしてくると思っておきましょう。
(メールでのやり取り希望の人は、そう伝えれば電話はかかってこなくなります。)



面談しないと求人を送ってくれないので、1度は電話を受けることをお勧めします。
登録後、連絡が来なくなる


逆に、電話やメールが全くこなくなることもあります。
これは、希望条件が厳しく、転職が難しいと判断された場合です。
9時から5時まで勤務
土日・祝日は休み
年収は800万円以上
管理薬剤師は嫌
上記のように希望が高すぎる場合、連絡がこなくなることがあります。



転職時期が先or決まってない場合も、連絡が後回しにされることがあります。
希望どおりの求人を紹介してくれない


転職サイトもビジネスです。
より転職サイトと仲の良い薬局やたくさんお金を払ってくれる薬局を紹介しがちな傾向があります。
「希望した条件と少しズレてるなぁ・・・」
と感じたなら、無理に転職する必要はありませんので、安心してくださいね。
無理に転職を勧めてくる


転職サイト側は、薬剤師にできるだけ早く転職してほしいと考えています。
アドバイザーの性格によっては、強引に転職を勧めてくる場合があります。
そこでキッパリと断れる薬剤師ならいいですが、気の弱い人は断りにくく感じるかも。
無理に勧められても、自分が納得していない場合はハッキリ断りましょう。
嫌だと伝えても、怒られたり責められたりしないので安心してくださいね。
担当アドバイザーの知識が薄い


薬局や薬剤師の仕事について、あまり詳しくないアドバイザーもいます。
その場合、こちらが希望を伝えても、うまく伝わっていないこともあります。
担当アドバイザーとの意思疎通がうまくいかないと感じた場合は、アドバイザーの変更を申し出ましょう。



私は大手よりも中小転職サイトの経験豊富なアドバイザーの方が、相談しやすかったです。
薬剤師転職サイトのメリット
薬剤師転職サイトのダメな点を紹介しましたが、それでも薬剤師転職サイトは登録すべきだと考えています。
知り合いからの紹介で、いい薬局を紹介してもらえたり、立地などでこの薬局に絶対就職したい!と決まってる場合は別ですが。
そうでない場合は、薬剤師転職サイトを上手に活用することをおすすめします。



メリットを5つ紹介しますね。
求人数が多く、非公開求人も見れる


病院や薬局の求人は非公開であることがほとんどです。
今は、ハローワークや自社サイトでなく、転職サイトに求人を出している企業が多いです。
なので、薬剤師転職サイトへの登録は必須だと考えてよいでしょう。



私はできるだけたくさんの求人情報を見るために、複数サイトに登録しました。
自分に合った職場を選んでくれる


すでに正社員として働いていて、転職を考えている場合、転職活動につかえる時間は少ないですよね。
膨大にある病院や薬局の求人をひとつずつ確認するのは骨の折れる作業です。
そんなとき、転職サイトをうまく活用すれば、アドバイザーが希望に沿った求人をピックアップしてくれます。



ピックアップされた求人から気になるものを選ぶだけなので、転職活動はかなり楽になりますよ。
病院や薬局とのやりとりを代わりにやってくれる


病院・薬局側に連絡をしたり、面接の日程を調整してくれるのが転職エージェント。
こちらはアドバイザーとのやり取りだけで済むので、楽ちんです。
希望の求人を伝えたら、アドバイザーの言うとおりに動くだけでOKです。
履歴書や面接のチェックをしてくれる


アドバイザーは転職のプロです。
だから、履歴書の書き方や面接の受け答えなどのアドバイスを無料でしてくれます。
とくに履歴書の志望動機などはきれいにまとめてくれるので、一度チェックしてもらうことをおすすめします。
面接に同行してくれるケースもある


中小転職企業に多いですが、面接に同行してくれることがあります。
面接の場ってどうしても緊張しますよね?
そんなときに場を取り持ってくれるので、人見知りの人には心強い味方になってくれます。



企業によっては同行してくれない場合もあるので、一度チェックしましょう。
薬剤師転職サイトで失敗しないコツ5つ
転職サイトには、メリットもデメリットもあることを紹介しました。
ですが、今の時代に転職サイトを使わずに転職するのは難しいことも事実です。
そこで、転職サイトをうまく活用する方法を紹介します。
しつこい電話はきっぱり断る


転職サイトが嫌になる理由は、電話がしつこすぎるから。
こちらが「いい職場があったら転職したい」「数年後に転職を考えている」など、ぼんやりと転職を考えているくらいなのに、しつこく電話が来たら嫌になりますよね?
そんな時は、はっきりと自分の気持ちを伝えましょう。
- 今すぐに転職は考えてないので、電話はやめてもらえませんか?
- 忙しいので、電話に出るのは難しいです。メールでやり取りできませんか?
- 転職はしないことにしたので、連絡をやめていただけませんか?(本当に断りたい場合)
このように断ればOKです。
しつこい担当者には、強く言わないと伝わらなかったりします。
自分の意見をはっきりと言いましょう。
また、転職を考えているけど電話でやり取りしたくない・・・という人は、そう伝えても大丈夫です。
自分の希望をハッキリと伝える


転職するにあたって、希望の年収や勤務地、土日出勤の有無など、自分の希望ははっきりと伝えましょう。
- 年収
- 勤務地
- 出勤曜日
- 雇用形態(正社員、パートなど)
- 早出・遅出の割合
- 門前病院orクリニックの科目
などを伝えると、より希望の職場が見つかりやすいです。
また、希望を全部叶える職場はなかなか出会えないので、どこまで妥協できるか・優先順位はどれかまで伝えられるとベターです。
「年収は多少低くてもいいけど、勤務地は絶対このエリア!」
など譲れるポイントと譲れないポイントを伝えると、アドバイザーも求人を提案しやすくなるはずです。
自分の状況もアドバイザーに伝えておく


独身などで働くのに制限がない人は大丈夫ですが、子育てや介護中は自分の状況も伝えるようにしましょう。
- 子どもは何歳か
- 保育園のお迎えの有無
- 何時までに仕事を終わらないといけないのか
- 介護中の場合、通院につきそう曜日
など、具体的に伝えた方がよいです。
アドバイザーが求人を選びやすくなるだけでなく、事前にアドバイザーが病院に求人の提案をしてくれます。
病院・薬局側は採用するにあたって、家庭の事情も配慮してくれるようになります。



ミスマッチを防ぐためにも、可能な範囲で自分の状況を伝えてみましょう。
相性のよいアドバイザーに相談する


アドバイザーもひとりの人間なので、合う・合わないがあって当然です。
私も何人ものアドバイザーと面談しましたが、話が合うアドバイザーもいれば、話が通じないアドバイザーもいました。
当然、話の合うアドバイザーから求人を紹介してもらった方が、自分にマッチした職場を選んでもらえます。



なかなか相性の良いアドバイザーに巡り会えませんが、あまりにも合わない人は担当を変えてもらった方がよいかも。
数社に登録して比較する


今は薬剤師の転職サイトはいくつもあります。
また、各社取り扱っている求人内容が異なるので、可能ならば数社登録してみるとよいでしょう。
私は最初、大手しか登録していませんでした。
そのときには、あまりマッチした求人を紹介してもらえず・・・
たまたま登録した中小企業から今の職場を紹介してもらえましたよ。
登録すればするほど、アドバイザーとのやりとりが増えるので、管理が大変というデメリットもあります。
ですが、たくさんの求人を検討できて、理想の求人を見つけやすくなるというメリットもあります。



多くの情報を集めた方が有利です。私は3~4社くらい登録しています。
おすすめの転職サイトを紹介



どんな転職サイトに登録したらいいの?
という方も多いはず。
有名な転職サイトを参考までにまとめました。
20代・30代の転職なら『ファルマスタッフ』


薬剤師転職をするなら、必ず登録するべき大手転職サイトです。
大手調剤チェーンの日本調剤が運営していることもポイント。
キャリアコンサルタントが薬局一店舗ずつ訪問して、薬局の雰囲気や残業状態などを調査しています。
だから、アドバイザーが薬局の状況を詳しく理解していて、より的確に求人をすすめてもらえます。



私も一番目に登録した転職サイトです。
\はじめての転職で使いたい薬剤師転職サイトNo.1/
正社員・派遣・パートなど働き方を検討したいなら『薬キャリ』


薬キャリも薬剤師が17万人以上も登録してる大手転職サイトです。
最大の魅力が正社員・派遣・パートとさまざまな雇用形態の求人を取り扱っている点。
育児や介護などの家庭の事情で転職を考えてる場合、次の雇用形態をどうするかは悩みどころです。
私は子どもが小さいので、パート希望でした。
でも、もし正社員で17時上がりの求人があれば・・・と正社員も諦めていませんでした。
薬キャリなら、正社員もパートも両方の求人を送ってもらえたので、手間が省けてよかったです。
また、求人数も5万人以上ととても多いので、とりあえず登録しておいて損はないでしょう。
\年間20,000人以上が薬キャリで転職活動中/
手厚いコンサルを受けたいなら『アポプラス薬剤師』


大手チェーンであるクオール薬局が運営するのが『アポプラス薬剤師』。
「あなたの希望と職場を”つなぐ”コンサルティング」を掲げて、手厚いコンサルを受けられるのが特徴です。
自分の希望に合わせた求人を提案してくれたり、病院・薬局への応募・面接・就業条件の調整などをすべて手配してくれます。



今の職場が忙しくて、転職に時間がさけない人におすすめですよ。
\登録したら、非公開求人が見れます/
【体験談】成功した転職と失敗した転職



最後に私の成功談と失敗談を紹介します。少しでも参考になれば。
アドバイザーと綿密にやり取りしなかった転職は失敗


私の初めての転職は散々なものでした。
初めてだったので、条件をどれだけ伝えていいのかもわからず、結局転職サイトに進められるがままに応募&面接へ。
子育て中だったので、できるだけ17時過ぎには帰りたい。
でも、保育園は20時まで預けられるので、たまになら最大19時まで働ける。
と伝えたのに、アドバイザーは19時まで働けるという部分のみインプット。
(たくさんの転職者を抱えているはずなので、仕方ないかもですが。)
結局、薬局の閉局は19時で、19時半にしか帰れないという薬局に転職してしまいました。



子育て中なので、そんな薬局に長く勤められるはずもなく。結果、1ヶ月で退職することに。
転職に失敗すると、体力もメンタルも削られるので慎重にするべき


転職に失敗することは、体力も削られますが、メンタルにも相当きます。
- 辞めることを伝えるのが大変
- 引き留めを断るのが大変
- 次の職場を見つけるのが大変
- 応募・面接の流れが大変
- 給料が入らなくなるので大変
私の場合、このような問題が勃発しました。
働くモチベーションも落ちまくって、家族にも当たってしまい、夫や子どもまで情緒不安定に・・・
転職に失敗すると、なかなか立ち直るのに時間がかかるので、転職する際は慎重にしましょう。



アドバイザーにはっきり条件を伝える&実際の職場の様子を見ることは、必須です!
登録後に放置してた転職サイトからメールがきた


転職に失敗して、少し疲れたので1ヶ月くらい転職活動をせずに、ぼーっと過ごしていました。
すると、以前登録してた薬剤師転職サイトから希望の求人が見つかったと連絡が来ました。
- 正社員
- 給料は前職と同程度
- 9時〜17時勤務
- 土日祝日なし
- 家から車で15分
中小の薬局だったので、大手転職サイトには載っていないものでした。
「17時上がりで正社員は絶対無理。」と前職場の薬剤師に言われていたので、この募集メールを受け取って歓喜。
すぐに返信しました。



先輩薬剤師の助言はほどほどに受け取っておくのがベターだなと実感しました。
トントン拍子で面接&採用で、希望の職場につけた


その後は、トントン拍子にことが進みました。
最初にアドバイザーが私の経歴を薬局側にも提示していたので、面接も形式的なもので終了。



その薬局では、今もずっと働けています。
まとめ:うまく転職サイトを使って、理想の職場を見つけよう


先輩薬剤師や同僚からは「転職サイトは使うな」「いい求人は紹介してもらえない」とか、いろんな噂を聞きます。
ですが、医療業界の求人はほとんどが非公開。
転職サイトに登録しなければ、そもそも求人情報すら見れない状態です。
なので、転職サイトは上手に活用して、アドバイザーからの押し売りに流されるのではなく、自分主導で転職することをおすすめします。