
仕事のストレス半端ない〜!家庭と仕事の両立無理すぎる〜!
という悩みをもった薬剤師さんいませんか?
- 仕事と家庭の両立がうまくいかない
- 子どもが小さいうちは家庭を優先させたい
- 子育て中でもキャリアは途切れさせたくない
- のんびり働きたい
- 精神的に強くないから楽に働きたい
「薬剤師は何枚もの処方箋をさばいて、患者さんのためにバリバリ働くべき」という思い込みありませんか?
たくさん働いてキャリアを積むのも、もちろん正解ではあります。
ですが、のんびり働く方が合ってる人がいます。
今回は、こんな悩みを持った人のために、薬剤師の楽な職場の選び方を紹介します。



記事を書いているのは、出産をきっかけに楽な職場に転職したフリーランス薬剤師です。
薬剤師がのんびり働ける職場を選ぶ条件


なかなか全ての条件に合う職場は見つかりません。
でも、根気よく探していると条件に合う職場を見つけられることがありますよ。



私は転職エージェントに希望をすべて伝えて、半年以上かかって合う薬局を見つけました。
残業がなく、できれば17時閉局
医療現場は、いつでも人手不足。
正社員はもちろん、パートやアルバイトでも残業があります。
ですが、楽に働きたい人にとって、残業はない方がよいでしょう。
残業が続くと、身体的・精神的負担が増えてしまい、健康被害に及ぶかも。
また、育児や介護などの理由で、残業ができない人もいます。
転職エージェントに残業が少ないことを第一条件で伝えましょう。



17時や18時閉局の薬局なら、残業は少ない傾向にあります。
日曜出勤&夜勤がない
不規則な勤務形態は、仕事をストレスに感じる大きな原因です。
最初は大丈夫と思っていても、何年もそんな生活を続けると健康を損なう可能性が。
土日は閉局している&夜勤がない薬局を選ぶとよいでしょう。
毎日一定のペースで働けるので、仕事が楽と感じるはずです。
薬剤師が複数名いる
体や心が弱い人や育児中のママ薬剤師さんは、一人薬剤師の薬局は避けましょう。
薬剤師が複数人いると、突然の休みを受け入れてもらいやすいです。
「私が行かないと薬局が回らない」というプレッシャーは相当なもの。
例えば、そんな時に子どもが熱を出すと、イライラして子どもに当たってしまう原因です。
楽に負担なく働きたい人は、人数的に余裕のある薬局を選びましょう。



突然休んでしまったら、しっかりお詫び&別日に代わりに入るなどのフォローをすると良いですよ。
仕事内容が難しくない
新卒の頃は、病院で抗がん剤などの輸液を調剤してる先輩薬剤師に憧れたりしますよね。
でも、ハードな仕事内容はそれだけ心身への負担が大きいです。
医療を必要としてるのは、がん患者や難病患者だけではありません。
地元のおじいちゃん・おばあちゃんに高血圧の薬を出すことだって、立派な薬剤師の仕事です。
軽い業務内容の職場を選ぶことも、楽に働くコツです。



業務内容が軽い職場は、みんな余裕があるので人間関係もよい傾向にあります。
できるだけ家から近い
「楽に働きたい」と考えるなら、家から近い職場を選ぶのがよいです。
通勤時間が長いと、残業がない職場だとしても大きなストレスになります。
少なくとも30分以内、可能だったら15分以内で通勤できる職場を選ぶとよいでしょう。
薬剤師の楽な職場ランキング5選





比較的楽な職場を集めてみました。転職するときの参考にしてみてね。
公的な機関で働く
保健所などの公的機関だと、安定した労働環境や労働時間、福利厚生が整っています。
またほとんど定時上がりできるのも特徴のひとつ。
産休・育休もきちんと取れて、時短勤務もしやすいでしょう。
ただし、常に募集があるわけじゃないので注意が必要です。
クリニック門前の個人薬局で働く
大きな病院の門前は処方箋枚数も多く、ハードな業務になりがち。
小さいクリニック門前の個人薬局だと、処方箋枚数も多くないので比較的楽でしょう。
個人薬局だと、求人が常にあるわけではありません。
こまめに求人情報をチェックする必要があります。
在宅メインの薬局で働く
最近は在宅医療が増えてきて、在宅をメインで受けている薬局もあります。
老人ホームや介護施設に、薬を届けにいくことがメイン業務です。
そういった薬局は、業務量がある程度読めるので、残業が少ない傾向にあります。
眼科や皮膚科の門前薬局で働く
眼科や皮膚科の門前薬局は、基本目薬や塗り薬しか出ません。
業務内容が難しくなく、楽な職場といえるでしょう。
ただし、薬剤師としてのスキルが向上しにくいというデメリットも。
積極的に勉強会などに参加して、薬剤師としての知識をアップデートする必要があります。
フリーランス薬剤師として働く
今はフリーランス薬剤師として、働く方法もあります。
私もこの働き方を選択しています。
週20時間程度はパート薬剤師として働きます。
(私の場合は平日午前のみ)
午後からはPCを使って、Webライターなどのダブルワークをしています。



薬剤師以外のキャリアを積めるメリットもありますし、複数の収入源があると家計が安定します。
楽な職場で働くデメリット


楽な職場にもデメリットはあります。
デメリットが自分の許容範囲かどうか確認しましょう。
給料が低くなりがち
楽な職場は拘束時間が短いのが特徴。
また、夜勤や土日勤務も少ないので、給料は低い傾向にあります。
ただし、薬剤師は国家資格免許が必要な仕事。
給料は低くても年収400万前後はあります。
贅沢をしなければ暮らしていけるでしょう。
スキルが身につきにくい
楽な職場は、仕事が単調なのも特徴のひとつ。
また、楽な職場で働いている人は、向上意欲も少ない傾向にあります。
薬剤師のスキルを磨いて、キャリアを積み上げたい!という人には向いていません。
仕事が退屈で飽きてくる
楽な職場は、ほとんどルーチンワークです。
仕事に慣れるまでの数ヶ月は大変ですが、慣れてしまえば仕事が退屈になってくるでしょう。
同じ仕事を繰り返して、変化のない日々を過ごすのが苦痛な人は向いていないです。
楽な職場で働くメリット


楽な職場のメリットも振り返りましょう。
ライフワークバランスが充実
趣味や家庭を優先させたい人にとって、楽な職場は最適です。
せかせかと働かなくていいので、プライベートの時間が充実します。
ライフワークバランス重視の人は、プライベートの時間が増えると人生が満たされるでしょう。
また、家庭を優先させたい人にとって、子どもの成長をゆっくり見られるのはメリットです。
精神的に安定できる
忙しく、大変な職場でいると、精神的に病んでしまう人が一定数います。
そんな人にとって、楽な職場は精神的な安定を感じられるでしょう。
いくらキャリアを積める職場でも、病んでしまうと最終的に働けなくなってしまう可能性があります。
そうなる前に楽な職場に逃げるのも、人生の選択肢としてはアリです。
キャリアが断絶しない
ママ薬剤師にとって問題なのが「キャリアが断絶される」こと。
独身の頃は、バリバリ残業をこなしてたけど、出産してから同じように働けなくなった。
という話はよく聞きます。
そんな時は楽な職場に移動しましょう。
子育てをしながら、少しずつですがキャリアを積めます。



少しずつでも経験を積んでいたら、子どもが手を離れたときにまた思いっきり働くという選択肢も取れますよ。
【体験談】楽な職場へ転職したら、人生が楽しくなった話


最後は、私の経験談を話します。
子育てを優先させるために、大手企業から地元の個人薬局に転職しました。
私が選んだ薬局は・・・
- 17時閉局
- 土日祝休み
- 精神科門前(処方箋枚数が安定してる)
- 給料は安め
- 有休消化は100%
一般的な薬剤師と比べて年収は低いですが、条件を優先で選びました。
個人薬局ですが、数店舗あるので私が休んでもヘルプが入ってくれます。
以前は大手企業でやりがいも大きく、仕事内容も医薬品開発とかっこいい肩書きがありました。
でも、うまく仕事と家庭を両立できず、精神バランスを崩してしまいました。



これ以上働くのは無理!となり、一旦仕事を辞めて、転職エージェントに相談しました。
転職するも1度はしんどい職場にあたり1ヶ月で辞職。
1度目の失敗を活かして、次は楽な職場に転職しました。
楽な職場というと聞こえはあまり良くないですが、自分らしく働けていて、子どもの成長もゆっくり見れてとても満足しています。



もし、過去の私みたいに悩んでいる人がいたら、楽な職場に転職すると人生うまくいくかも。
まとめ:自分のキャリア・理想の働き方に合った職場を選ぼう


薬剤師といっても、キャリアの積み方や働き方はそれぞれ価値観が異なります。
自分に合った職場で働くと人生の充実度が上がりますよ。
もし、今の職場が合っていないと感じているなら、楽な職場を探すのもひとつの解決策かもしれません。
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