ミス→パワハラ→退職。派遣薬剤師を辞めたリアルな理由

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あやきむ

つい最近、派遣先や派遣元とトラブルになりました。今日はそのことを紹介したいと思います。

目次

円満に働いていたはずが、突然居づらくなった派遣先

まず、私について少し紹介を。

私の経歴

新卒でCROを5年ほどした後、薬局薬剤師として5年勤務。
今は、子育ての都合で正社員→パート薬剤師をしています。
パート薬剤師は週4〜5で、空いた時間に週1の派遣薬剤師をしています。

過去の記事にも書いたのですが、派遣薬剤師は割のいいアルバイトのつもりでやっていました。

そこまで責任も重くなく、でも週1でもまとまった収入になる。

しかも、売り手市場なので、すぐに働く場所は見つかります。

あやきむ

ママ薬剤師の救世主!と思っていましたが、今回は派遣薬剤師のデメリットを紹介。いい部分もあるけど、悪い部分もある。

最初は穏やかだった職場。人間関係も悪くなかった

実は、私この職場を辞めるまでに1年以上働いていました。

あやきむ

週1とはいえ、結構長く続いていたと思っていました。

職場は、薬剤師は管理と私の2人、事務2人の4人体制の小さい町薬局です。
内科クリニックの門前で、午前中だけで40~60枚くらいの処方箋量でした。

管理薬剤師は少し厳しいところがあったり、事務の悪口を言っていたり、少し「ん?」と思うところもありました。
でも、私は週1の派遣(=外部の人間)ということもあり、ほどほどの距離感で良い関係でした。

【トラブル発生!】小さなミスがきっかけで、空気が一変

当時、管理薬剤師がちょっとイライラしている時期でした。

事務さんの入力ミスが発覚すると、「そこまで怒るのか?」と思うほど悪態をついたり、別の事務と悪口を言ったりしていました。そのおかげで、ミスをした事務さんは萎縮してしまっていました。

あやきむ

なんか、最近職場の雰囲気悪いなぁ……次の更新はやめとこうかな……

と悩み始めた直後のことでした。

私が、先発の薬希望の人に後発の薬を渡してしまったり、処方箋に書かれた薬の後発名が分からず薬袋の印刷を確認していたりしていると、管理薬剤師がすごく怒ってきたのです。

確かに、先発希望かどうかは投薬前に確認するべきでしたが、投薬中に気づいて重大なミスには繋がりませんでした。
また、週1しか来ていないと普段触れない薬の先発・後発名は覚えきれず、薬袋や添付文書などを確認して調剤することもあります。

しかし、管理薬剤師の人はそれが許せなかったらしく、そこから「できない薬剤師」とレッテルを貼られ、事務さんと私の悪口を言いはじめるようになりました。

明らかにパワハラのような発言がありましたが、小さい薬局だと管理薬剤師の力が大きいので改善する余地はありません。

あやきむ

この前に事務さんや他の薬剤師の悪口を散々聞かされていて、ターゲットが私に変わったんだな、とわかった瞬間プチッと気持ちが切れました。

契約期間内だったけど、心身壊れる前に退職

週1だったので、フルで働いている時よりはマシでしたが、かなり心身に負荷がありました。

皮膚に痒みが出たり、不眠がちになったりと、後から考えるとストレスによる不調も出ていました。

あやきむ

このまま働いていたら病んでしまう!

そう思った私は、退職を決意して、派遣元に相談しました。

そして、ここでも一悶着起きるのでした……

派遣先だけでなく、派遣元もパラハラだった

ここでさらに残念だったのが、派遣元もパラハラ体質だったのです。

あやきむ

この時も運悪く、前の担当者から新担当者への引き継ぎ直後でした。新担当者が連絡もスムーズでなく、いい印象がなかったのです。

1. 派遣元に辞めたいと伝えるも、却下

当時の私は、契約期間を全うするつもりで働いていました。
ただ、次の契約は更新しないと早めに伝えておいたほうがいいと思い、2ヶ月前の時点で派遣元に「次回の更新はしません」と伝えました

すると返ってきたのは、「では、月末まで頑張ってくださいね」という返答。
私は驚いて、「えっ、契約満了までではなく、月末で辞められるんですか?それなら辞めたいです」と確認しました。

すると、派遣元から「すみません、それは間違いでした。契約終了までは辞められません。ただ、もしどうしても辛いようであれば、理由次第でご相談には乗りますよ」と訂正されました。

2. 体調不良で休もうとしたら……

仕方なく契約満了まで働こうとしましたが、ストレスで免疫力が下がったのか膀胱炎になってしまい、次の勤務を体調不良で休むことにしました。
理由は膀胱炎と伝えづらいので、「体調不良なので、明日の勤務はお休みしたいです。」と前日の午後に伝えます。

すると、派遣元は激怒。

「体調不良とは一体どんな症状なのか?」「いつごろ回復するのか?」「次の勤務はいけるのか?」「自分で派遣先に連絡しろ」とまで言ってきました。

(ちなみに次の勤務がいけるのか?と確認したのは、私の勤務が次の日もあると思っていたからのようです。私は週1勤務なのに、全く状況を把握しておらず呆れました。)

あやきむ

体調不良の詳細を聞くのは、今までの職場でなかったのでびっくりしました。また派遣先に自分で連絡しろ、というのもよくわかりませんでした。

派遣薬剤師の上司は派遣元になるので、そこに連絡をすれば、派遣先との調整は派遣元の仕事だと思っていたからです。
(もちろん当日の朝の連絡などは直接入れたほうがいい場合もありますが、今回は前日で時間的に余裕があったので……)

そこから、派遣元からはここに書くのは憚れるほどの罵声を浴びせられました……

3. 気持ちは完全になくなって、退職を決意。

本当は契約期間内に辞めることは褒められたことではありません。

でも、派遣先でもほとんどの投薬を私が行っていたにも関わらず、仕事ができないと責められ……
派遣元には、一度の体調不良で休みの連絡をすると(1年以上働いていて初めての体調不良です)、怒号を浴びせられて……

あやきむ

私、こんな人たちのために働く意味ある?という気持ちに。

そもそも、派遣先は人手がおらず困っているのだから、派遣薬剤師を大事にするべきでは?
派遣元は、派遣薬剤師が現場で働いてくれたお金で儲かっているのに、派遣薬剤師を大切にしない姿勢ってどうよ?

と最初は悲しかったのが、怒りに変わって、今までの不満や派遣元の矛盾点を指摘しました。

あまりにもひどい言葉を言ってくるので、「記録に残るように」電話ではなくメールでやり取りしてくださいともお願いしました。

すると、あっさりと「もうやめてもらって結構です!!!」と返事が来て、契約期間内に辞めることができました。

結局、辞めた。辞めて正解。

やめた直後は、「私が悪かったのかな」「仕事できなかったからかな」とか色々考えて、マイナス思考になることもありました。

でも、やめて数ヶ月経った今、はっきりといえます。

やめて正解だし、やっぱり向こうがおかしかった!!!と。

渦中にいると、正しい判断ができなくなって、自分が悪いのでは?と思ってしまいます。
でも、やっぱり体にまで不調が出ているのは、仕事のバランスがおかしいのです。
自分に正直な選択をできて、後悔はありません。

あやきむ

本当に病んでしまう前にやめたので、またすぐに働けています。

ここでもし、我慢して働いて本当にうつ病になってしまったら……?

少なくとも数ヶ月は働けなくなるでしょうし、派遣先や派遣元はうつ病になった責任までは取ってくれません。

自分を守れるのは、自分だけなのです。

派遣が辛くなったら、、、自分を守る選択肢もあり!

今回の体験は、派遣の悪いところが全部見えたような体験でした。

薬局も派遣元も、派遣薬剤師を人でなく、駒としか見ていないということをヒシヒシ感じました。
ちなみに、私は派遣元と喧嘩別れのような感じなってしまったので、次の仕事は紹介してもらえません。

でも、世の中では派遣薬剤師を行なっている会社は他にもありますし、薬剤師免許を持っていればいつでも派遣薬剤師をすることはできます。なので、今のところ、特に困ったことはありません。

あやきむ

逆に自分の働き方を見直すきっかけになりました。今はパート薬剤師をしながら、在宅で生活する方法を模索中です。

体調を崩して退職したあとは、在宅ワークという働き方も検討。

薬剤師資格を活かせる在宅のお仕事については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

👉 薬剤師におすすめの在宅ワークまとめはこちら

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この記事を書いた人

34歳|6yと5yのママ|精神科門前の薬局薬剤師|元・CROモニター|子どもの小学校入学と同時にパート薬剤師になりました|2023年〜将来のためにインデックス投資と副業を開始

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