悩める薬剤師薬剤師のパートかけもちってあり?体力やコミュ力に自信ないな……
なんて考えていたらもったいない!
今日は薬剤師パートのかけもちって実際どうなの?ってところを見ていきたいと思います。



私の体験談を踏まえての意見です。人によって感想は違うかもだけど、参考までに!
薬剤師でもパートのかけもちはできる?
法律的・契約的に問題はないの?
「薬剤師がパートを掛け持ちしてもいいの?」と思う方も多いですよね。
結論から言うと、薬剤師のパート勤務は掛け持ちOKです!
ただし、注意が必要なのは管理薬剤師の場合。
管理薬剤師は薬機法により、他店舗での勤務や副業が禁止されています。
そのため、管理薬剤師として勤務している場合は、掛け持ちはできません。
一方で、一般のパート薬剤師であれば、法律的には問題なしです。
かけもちが禁止されているケースとは?
とはいえ、すべての職場で掛け持ちが許可されているわけではありません。
まれに就業規則で「副業・掛け持ち禁止」としている薬局もあります。



近年は人手不足の影響もあり、掛け持ちを容認している職場がほとんどですが、心配な場合は就業規則や雇用契約書の確認を!
また、掛け持ちをしていることをあまり大っぴらに話すのはおすすめしません。
「時間があるならうちでシフト増やせば?」と思われてしまったり、人間関係が悪くなる可能性があるためです。
勤務先にバレることはある?
「今の職場にバレずに掛け持ちできる?」と気になる方も多いと思います。
基本的には、勤務先にバレることはほとんどありません。
ただし、以下のようなケースではバレる可能性があります。
- 職場のスタッフや知人が他の勤務先とつながっている
- 年末調整や確定申告で収入が増えて、税金関連で気づかれる
とはいえ、パートで数万円〜十数万円の副収入程度であれば、税金でバレる可能性はほぼゼロ。



むしろ、「人づてで噂が広がる」リスクのほうが高い!
バレたくないなら、勤務先の人に知られないように。
薬剤師がパートをかけもちするメリット



実際私がかけもちしてみて感じたメリットを紹介します!
収入が増える(週2+週3勤務などで安定収入)
まず一番のメリットは、やはり収入アップです。
私の場合、今の職場に不満はなかったものの、
「あと数万円だけ収入が増えたらいいのに…!」という思いがあり、
週1〜2回だけ派遣薬剤師の仕事をプラスしました。
派遣薬剤師は通常のパートより時給が約1,000円高いため、働く日数は少なくても月収は大幅アップ。



結果的に「安定した職場を続けつつ、収入も増やす」ことができて大満足でした。
職場の人間関係リスクを分散できる
どんなに良い職場でも、人間関係で疲れることはありますよね。
そんなとき、かけもち先の存在が精神的な支えになりました。
たとえば、片方の薬局で嫌なことがあっても、もう一方の薬局で患者さんとのやり取りがうまくいくと、気持ちがリセットされます。
以前は一つの職場だけで働いていたので、嫌な出来事があると数日引きずっていましたが、今では「別の職場がある」という安心感があり、仕事への自信にもつながっています。



ひとつの職場に固執しなくなるのがメリットです。
経験の幅が広がる(病院・ドラッグストア・調剤薬局など)
薬剤師として長く働いていると、一つの職場のやり方しか知らないという不安が出てきませんか?
大手チェーンならある程度統一されていますが、私のように中小の個人薬局で働いていると、
「他の薬局では通用しないかも…」と感じることもあります。
そこで週1でも別の薬局で働いてみたところ、職場が変わっても対応できるスキルが身につき、自信に繋がりました。
かけもち先は軟膏処方が多く、おかげで軟膏混合のスピードと精度が劇的にアップ!(笑)
かけもち先の薬剤師の方に、早く軟膏を混ぜるコツを聞いて、元の職場でも活かせるようになりました。
これまで苦手だった分野のスキルも自然に鍛えられました。



機会があれば、病院やDSなどの仕事も経験したい!
ライフスタイルに合わせやすい(育児・介護との両立)
最近では薬剤師不足の影響もあり、「週1・1日3時間からOK」という柔軟な職場も増えています。
そのため、育児や介護の合間のスキマ時間でも掛け持ち勤務が可能です。
しかも薬剤師パートの時給は2,000円〜3,000円台が一般的なので、短時間でもしっかり収入につながります。
「もうこれ以上働けない…」と諦める前に、
短時間勤務の職場を組み合わせることで、無理なく月収を上げることができます。
また、短時間勤務は責任も軽く、心身の負担を減らせる点もメリットです。



育児や介護中は、仕事の負担を減らして、収入アップを目指すのが◎
かけもちのデメリット・注意点



私がかけもちをして感じたデメリットを紹介します。
どれも対策をすれば解決できますが、あらかじめ知っておくと働きやすくなります。
シフト調整が難しい(ダブルブッキングのリスク)
私がかけもちしていて一番大変だったのが、シフト調整です。
普段は曜日固定で入っていましたが、急な欠勤が出たときに「代わりに出られますか?」と聞かれても、もう一方の薬局の勤務と被っていて出られないことがありました。
特に、曜日固定ではなく都度シフトを組む職場だと、調整は大きなストレスになります。
個人的には、「午前はA薬局、午後はB薬局」のように時間帯を分けて働くのがおすすめです。
同じ日に勤務が重なっても時間帯が違えば対応でき、どちらの職場にも迷惑をかけにくくなります。
労働時間・社会保険の管理が複雑になる
掛け持ちを始めると、労働時間や社会保険の管理もやや複雑になります。
A薬局だけで働いている場合は、勤務先が年末調整などを行ってくれますが、B薬局の収入が増えると自分で確定申告が必要になることがあります。
また、勤務時間の合計が一定以上になると、社会保険や厚生年金の加入条件を満たす可能性も。
複数の職場で働く場合は、年間の勤務時間と所得額をしっかり把握しておくことが大切です。
疲労・ストレスの蓄積
掛け持ちは収入面でのメリットが大きい一方、体力的・精神的な負担も増えます。
私も勤務先が2つになった直後は、慣れない環境での緊張や疲労でぐったりする日が続きました。
ただ、1〜2ヶ月ほど経つと体も慣れてきて、だんだんペースがつかめるように。
最初のうちは「しんどくて当然」と割り切って、甘いものを食べたり、好きなドラマを観たりと小さなご褒美でストレス発散するのがおすすめです。



無理をしすぎず、休息日を意識して作ることで長く続けられます。
かけもちを成功させるコツ



せっかく掛け持ちを始めても、続かなければ意味がありません。
私が実際に意識していた「長く続けるためのコツ」を紹介します。
勤務時間がかぶらない職場を選ぶ
当たり前ですが、勤務時間がかぶる職場同士では長く続けるのは難しいです。
曜日で勤務先を分けたり、午前と午後で勤務先を変えたりといった工夫が必要になります。
一番管理が楽なのは、曜日・時間を固定して働くスタイルです。
シフトが安定すれば、職場にも迷惑をかけず、自分の予定管理も格段にラクになります。
軸足となる職場を決める
例えば、A薬局とB薬局の2つで働く場合。
理想はバランスよく勤務することかもしれませんが、どちらも高頻度だと負担が大きくなります。
おすすめは、「軸足となる職場を決めて、もう一方をサブとして考える」こと。
たとえばA薬局を週3〜4回、B薬局を週1〜2回にすると、B薬局での責任やプレッシャーが軽くなります。
「頼られすぎて疲れる」「どちらにも気を使う」といったストレスを防ぐためにも、
メイン・サブのバランスを意識するのがおすすめです。



二つの職場から「頼られすぎて疲れる」というストレスを防ぐためにも、メイン・サブを意識してみて。
信頼関係を築ける職場を選ぶ
掛け持ちは、1つの職場で働くよりも体力的にも精神的にも負担がかかります。
だからこそ、人間関係がフラットで信頼できる職場を選ぶことがとても大切です。
もし職場の雰囲気が合わないと、掛け持ちそのものが嫌になってしまう可能性もあります。
その点、私が選んだ派遣薬剤師という働き方は、柔軟で続けやすかったです。
派遣薬剤師というとマイナスなイメージを持たれる方もいますが、
実は「辞めやすい」「週1勤務OK」「時給が高い」など、掛け持ちに最適な条件がそろっています。
合わない職場なら契約期間で切り替えもできるので、精神的にもとてもラクでした。
まとめ|薬剤師パートのかけもちで生活を豊かにしよう
今回は、私の体験をもとに薬剤師パートの掛け持ちについて紹介しました。
学生時代も掛け持ち経験がなかった私は、最初とても不安でした。
でも実際にやってみると、収入は増え、スキルも上がり、自信もついたんです。
もし今、「もう少し収入を増やしたい」「働き方を変えたい」と感じているなら、掛け持ちという選択肢を検討してみてください。



新しい働き方を取り入れることで、生活の安定と心のゆとりの両方が得られるかもしれません。









