【子どもが小学生になったら】ママ薬剤師の働き方はどう変わる?私のリアルな選択とその理由

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あやきむ

こんにちは、あやきむです!小3&小2の娘を持つママ薬剤師です。

私は、新入社員2年目で産休育休を取ってから、ずっと育児と働き方のバランスに悩んできました。

若い年齢で産んだ代わりに、仕事のキャリアは中途半端……でも、専業主婦になれるほど余裕もありませんでした。
なんとか騙し騙し働きながら、育児も家事も仕事もすべて中途半端でした。

仕事も育児も諦めずに、納得できる人生の形はないのか?

娘が生まれてからはずっとこんなことを考えながら生きてきました。
そして、娘が小学生に上がる頃になって、やっと仕事と育児のバランスの正解が見えてきたので、みんなにシェアしたいと思います。

過去の私のように、悩んでいる人の助けになれば嬉しいです。

目次

子どもが小学生になって「自由になる」は幻想だった

保育園よりも大変なのが小学生ママ

私にとって、保育園より小学校の方が大変でした。

保育園の時はお迎えが少し予定より遅れても、基本問題なし。
もしくは、規定の延長保育料を払うのみ。

ママが帰ってくる17〜18時頃まで子どもたちがいて当然。
周りの子たちもみんなお迎えの時間が似たり寄ったりで、罪悪感もありませんでした。

朝も7時半頃から預けられて、夏休みなどの長期休暇も基本ありません。

あやきむ

保育園はまさに働くママを支援してくれる環境でした。

しかし、小学校になると事情は一転。

子どもは夏休み・冬休み・春休みと年に3度の長期休暇があります。平常時でも結構な頻度で短縮授業が入ってきます。

家に帰ってきても油断はできません。宿題の丸つけや音読を聞かないといけなかったり、牛乳パックやペットボトルを明日まで用意しなければいけなかったり……

私の地域では、子どもが低学年のあいだは、旗振り当番も数ヶ月に一回の頻度で回ってきました。

ミルクをあげたり、オムツを変えたりする必要はありませんが、親の負担は小学校>保育園のように感じました。

あやきむ

職場によっては、時短勤務ができなくなるのも痛い。

学童には通わせたくないと思った理由

学童に通う選択肢もありました。

しかし、私の子どもは生後4ヶ月から保育園に預けていて、途中で夜20時近くまでの長時間保育になったことも。
そのことにずっと後ろめたさを感じていました。

どうにかして小学生までにパートになれないかと考えた結果、正社員薬剤師をやめる決意ができました。

子どもが低学年の間だけでも、小学校から帰ってきたらママがいて、ゆったりと子どもとの時間を楽しむことが夢だったので、今はそれを叶えられて本当に良かったと思います。

あやきむ

薬剤師であれば、また数年後に正社員に戻るのも簡単だと思ったのも理由のひとつです。

ママをやりながら、正社員薬剤師を続けるのはすごく大変

あやきむ

これまで、子どもが7歳になるまではフルタイム正社員薬剤師を続けていました。私の経歴を少し紹介します。

フルタイム正社員時代は、職場が遠すぎて無理すぎた

私は新卒でCROに入社しました。

フレックスタイム・時短勤務・在宅勤務……などなど、世の中の人が欲しがるような労働環境が整った職場でした。
時短勤務をしても、薬局のように露骨に迷惑がられることもありませんでした。(内心は分かりませんが……)

ただ、職場が家から往復3時間弱かかる場所でした。

物理的に職場と家が遠すぎて、通勤時間も疲れるし、やめることにしました。

あやきむ

朝5時起きも普通でした。ひどいと4時起き。今より若かったけど、しんどかったです。

祖母頼り?大手薬局チェーンでは20時まで勤務の正社員

企業は諦めて、薬剤師として生きよう!と思い、薬局に転職。

薬局でも大手なら自由度高く働けるのでは?!と甘い期待を抱いていました。
しかし、現実は正社員は子どもの有無に関わらず20時まで勤務の過酷な勤務体系……

薬剤師としての経験がなかったので、私自身にも余裕がありませんでした。

その上、勤務時間が長いせいで子どもに負荷がかかってしまい、私も鬱っぽくなってしましました。

なんとここは1ヶ月でリタイアしました。(あとから考えると早めに見切りをつけたのは良かった!)

あやきむ

私が1ヶ月で薬局を辞めた経験はこちらの記事で語っています。興味のある人はぜひ。

17時に終わる個人薬局へ転職

CROでも薬局でも仕事がうまくいかず、すっかり落ち込んでいた私。
働くこと自体向いていないと思い始めていた時期です。

この頃は私も子どももメンタルが荒んでいて、家族内の雰囲気はすごく悪かったです。

あやきむ

しかし、ここで転機が訪れます。

転職エージェントから、名前も聞いたことのないような中小薬局を紹介されます。
聞く話によると平日のみ17時までの勤務とのこと。

薬局の内情はどうあれ、勤務条件は合っていたのでダメ元で働いてみることにしました。

いざ入社してみると、個人薬局だからこそ融通のきくスケジュール。(中抜けや早退も相談したら基本OK!)
年収も、最初こそ落ちましたが、毎年の給料上昇率も高く、数年働けば抜けるペースでした。

以前より家庭との両立がしやすい職場環境を手に入れることができました。

今は、この職場で正社員→パート薬剤師に変更して働いています。

また子どもが大きくなれば正社員薬剤師に戻ろうかと計画中です。

働き方を変えてよかった。けれど、収入の不安は残った

パート勤務にして精神的には安定したけれど…

あやきむ

正直にいうと、パート勤務はすごく楽です。

子どもの短縮授業も怖くないし、急な参観などの行事にも対応できます。

平日は13時過ぎに家に帰ってくるので、家事や子どもたちの宿題も楽々こなせます。

ただ、収入の不安は残るように

パート薬剤師の一番の問題は収入が半分以下に減ること。

毎月の収入も約半額、ボーナスはなし。GWや年末年始などの休みが多い月はさらに収入が減ります。

あやきむ

しかし、普通のパート勤務に比べると条件は良いです。やりくりうまくすれば、生きれないほどではありません。

正社員時代はストレスも大きくて、突発的に服やコスメを買ったり、疲れた日は外食に出かけていました。

ですが、今は体力的・精神的ストレスも減り、買い物や外食の頻度も減っています。

結局、正社員時代よりお金の心配は減ったくらいです。(私が元から散財しがちだったのもあるけど……)

足りない収入は週1の派遣薬剤師でカバー

最近は子どもが小学校にも慣れてきて、私自身余裕が出てきました。

あやきむ

小学校1年生は大変だったけど、2年生以降はかなり楽です。子ども自身、幼児と違ってママを求める頻度が減っているのもあるかも。

だから、空いた時間を有効活用して、派遣薬剤師にも登録しています。

派遣薬剤師に登録したら、なんと週1回の午前中勤務のみで月6万円ほどの収入に。

これだけあれば、パート薬剤師でもたまには好きなものを買ったり、外食を楽しんだりできるようになりました。貯金する額も増えます。

大体パート薬剤師の収入が月15~18万程度
そこに派遣薬剤師の給料が月6万円入ります。

結果、毎月20~25万程度の収入になっています。
(最初に転職した大手チェーン薬局の正社員の給料と大差ない!)

午前中しか働いていないのに、この給料はかなりいい方では?と満足しています。

あやきむ

私が週1派遣薬剤師で稼いだ話はこの記事から読めます。

同じように悩んでいるママ薬剤師さんへ

企業も、正社員薬剤師も、パート薬剤師も、派遣薬剤師も、全て経験したからいえます。

子どもが幼児〜小学生低学年くらいのあいだは、ママも働き方を少し緩めてもいいんじゃない?と。

もちろん、それぞれ家庭の事情があるので、一概に絶対パートや派遣薬剤師がおすすめ!ともいえません。
薬剤師のしてのキャリアを見据えて、正社員を続けたいという人もいるかも。

でも、少しでも家庭を優先したいと思うのなら、無理にキャリアを続ける必要はないかなと思います。
今は私のように派遣薬剤師を駆使したら、正社員の初任給くらいの給料はもらえますし。

保育園や小学校の間は、子どもにもあまりお金がかかりません。
中学生や高校生、大学生とお金が必要になってから、正社員に戻っても、薬剤師なら遅くありません。

どうか後悔のない選択をしてもらえたら嬉しいです。

あやきむ

このブログではママ薬剤師の働き方を発信しています。ぜひ他の記事も見てくださいね。

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この記事を書いた人

34歳|6yと5yのママ|精神科門前の薬局薬剤師|元・CROモニター|子どもの小学校入学と同時にパート薬剤師になりました|2023年〜将来のためにインデックス投資と副業を開始

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