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【悩める薬剤師ママへ】正社員とパートの違いを比較してみた

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この記事を読むのにかかる時間: 2

そろそろ仕事に復帰したいけど、正社員とパートのどちらがいいんだろう?

と悩んでいませんか。

今回は、薬剤師の正社員とパートのメリット・デメリットを比較してみました。

この記事を書いている人

  • 6歳・5歳の子どもを持つママ薬剤師
  • 育休後に、一般企業へ復職するも退職
  • その後、正社員薬剤師を経て、パート薬剤師に働き方を変更

正社員もパートも両方経験した立場から、それぞれの良い点・悪い点をまとめてみました!

正社員とパートのメリット・デメリットを比較

まずはサクッと表で比較。

区分給料昇給キャリア福利厚生休みやすさ土日・休日出勤異動・転勤
正社員薬剤師あることが多いある
パート薬剤師×⚪︎ないことが多いない
※ただし、職場によって条件が異なる

正社員の方が勤務時間が長く、責任感が重い代わりに、待遇面では優れています。

パート薬剤師も時給は良いですが、ボーナスや昇給がなかったり、キャリアが積めなかったりデメリットがあります。

次の項目では、もう少し詳しく正社員・パートの働き方を比較してみます。

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給料はボーナスや昇給がある正社員がよい

働くママ薬剤師のイメージ

まずは正社員のメリットから。

個人的には、もし正社員で働ける環境や体力があるなら、絶対に正社員がおすすめです。

せっかく勉強をして資格を取ったのだから、正社員で働かないともったいないです。

ボーナスは正社員の特権

正社員もパートも両方経験して思うのは、毎月の給料の差はあまり感じませんでした。

パートの立場でも薬剤師は基本2,000円以上の時給はあるから。

勤務時間が少ない分、手取りが減るのは仕方ないと諦めがつきます。

ただ、正社員だと普通に働いているだけで、半年ごとに数十万円のボーナスが出ます。

私の職場ではパートもボーナスが出ましたが、たったの2万円でした……

パートにはボーナスがない職場も多く、ボーナスが出るだけよい職場なのかもしれません。

とにかく、ボーナスは正社員の大きなメリットです。

正社員は昇給があるが、パートはないことが多い

正社員薬剤師は、毎年昇給があることが多いです。

働き続けるだけで、少しずつ給料が増えていくのはうれしいポイント。

また、病院なら管理職、薬局やドラッグストアなら店長などに昇格に伴って、大きく昇給できます。

一方で、パートは昇給がないことが多いです。

昇給制度があったとしても、ほんの少ししか時給が上がらないことが多く、あまり昇給は期待できません。

管理薬剤師などキャリアが積める

正社員だと管理薬剤師などの責任あるポジションを任せられることがあります。

責任がある分仕事は大変になりますが、キャリアが積めます。

たとえば、管理薬剤師になれば、次のようなキャリアの証明になります。

  • 医薬品に精通している
  • 調剤報酬などの医療制度に精通している
  • 医薬品の在庫管理ができる
  • コミュニケーションスキルがある
  • リーダー的役割ができる

こういったキャリアは転職に有利になります。

薬剤師として働き続けるなら、どのようなキャリアを積むかも大切なポイントです。

福利厚生が充実している

正社員には、健康保険や厚生年金、雇用保険などの福利厚生が充実しています。

(会社が半額もしくは全額補助してくれます。)

また、これら以外にも家賃補助や資格取得支援、保養所、企業年金などがあるところも。

パートタイムにも福利厚生はありますが、正社員の方が手厚いです。

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気楽に働けるのがパート薬剤師の強み

働くママ薬剤師のイメージ

次にパート薬剤師のメリットを紹介します。

私は今、パート薬剤師をしていますが、これは子どもが小さいからです。

家庭の事情などで長時間勤務や残業、転勤はできないという人が、サクッと働くのにはパート薬剤師がおすすめです。

気楽に働けるのは最大のメリット。ただし、やりがいが少ないというデメリットも……

パートの方が正社員より休みを取りやすい

基本的に、パート薬剤師の方が正社員薬剤師よりも休みを取りやすいです。

希望休がかぶった場合も、パートの希望を優先してくれる職場が多いです。

(そのために給料が安いのです。)

子どもが小さかったり、親の介護があったりと、突発的な休みが多い人だと、正社員でたびたび仕事休むのは負担に思う人もいるでしょう。

子育てや親の介護がなくても、休みが取りやすいのはうれしいポイント。

夜間や休日に出勤しなくてよい

夜間や休日に開局している場合、薬剤師のだれかが出勤しなければなりません。

夜間や休日に働きたいという薬剤師は少ないので、その場合は正社員薬剤師が入ることになります。

パートの場合は、夜間や休日出勤を断れば、無理に働く必要はありません。

パートタイムの場合は、あらかじめ入れない時間帯を面接時に伝えましょう。

良くも悪くも責任がなく、気楽に働ける

女性薬剤師はとても責任感が強い人が多いです。

もちろん、責任感を持って仕事をすることは大切なことです。

でも、薬剤師だって1人の人間です。

とくに、子どもが小さかったり、親の介護があったり、家庭での責任が大きい場合は大変。

とてもじゃありませんが、責任の重い仕事は難しい場合もあります。

そんな時に、キャリアを断絶させず、家計にも少しプラスになるパートは最適な選択です。

家庭での仕事が多い人は、パート薬剤師で気楽に働くのもアリ。

異動や転勤の心配が少ない

大手チェーンの薬局やドラッグストアの場合、店舗間の異動や転勤もあります。

でも、家庭がある人はなかなか転勤などは難しいですよね?

パート薬剤師なら、基本的に店舗固定で雇用されることが多いので、その点は安心です。

ただし、近隣店舗のヘルプに行かされる場合はあります。

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【実体験】ママ薬剤師が正社員とパートをやってみた結果

私は、未就学児2人を抱えながら、同一薬局で正社員からパートへ変わっています。

そんな私の体験をシェアします。

あくまで私の考えですが、これから働こうと考えているママ薬剤師さんの参考になれば。

正社員をしてた時は、仕事も家庭もボロボロだった

最初はフルタイム正社員からのスタートでした。

日中のタイムスケジュールはこんな感じ。

6:00 起床
 |  家事・身支度
8:30 保育園送迎
9:00 出社
 |  勤務
17:30 退社
18:00 保育園迎え
 |  晩御飯用意など家事
20:00 晩ごはん・お風呂
 |  寝る前のゴロゴロタイム
21:30 就寝

文字に書くと普通だけど、とにかくハードでした。

とくに処方箋枚数が多い日などは、帰ってきてからヘトヘトでソファで倒れてる日もしばしば。

もちろんそんな日はなかなか家事も進まず。

平日は部屋の中もぐちゃぐちゃで、休日にまとめて片付ける感じです。

将来の子どもの学費のためと思っていましたが、体力的・精神的に辛すぎました。

節約必須だけど、パートの方が私には合っていた

その後、上の子が小学校に入るタイミングでパート薬剤師になります。

勤務時間は平日の9:00~13:00です。

これが私の子育てしながらの働き方に合っていました。

収入は正社員の半分ほどですが、1日4時間分の働く時間が減りました。

そのことでゆっくり家事ができて、外食や惣菜購入率が減り、1ヶ月1~2万円の節約にも成功。

午後からの空いた時間で、ずっとしたかった投資の勉強も始められました。

薬剤師の強みは子どもが大きくなれば、正社員に戻れること

私が数年間パートタイムになろうと思った理由は、薬剤師として働いた経験があれば、いつでも正社員に戻れると思ったから。

薬剤師は資格職な上、現場は薬剤師不足なので、正社員として働こうと思えばいつでも働けるのです。

ちなみに、企業勤めしていたときの資格を持っていないママたちは、無理をして企業に勤めていました。

一旦辞めてしまうと、復職するときに正社員になるのは難しく、スーパーのレジ打ちなどの仕事しかなくなるためです。

その点、薬剤師はすぐに正社員に復帰できて、給料もほどほどにもらえるので恵まれています。

人によって事情が違うので、正解はない

ここまで私の体験を書いてきました。

正社員になろうと思ってたけど、パートの方が良いのかな・・・?

と思われるかもしれません。

が、こればっかりは人に答えを求めても、答えは出てきません。

  • 自分がどれくらい稼ぎたいか
  • 自分がどれくらい家事や育児に時間を割きたいか
  • 夫や実家は家事・育児を手伝ってくれるのか
  • 夫の収入や勤務時間
  • 家や車のローン

など、人によって置かれてる状況や考え方もさまざまだからです。

1度自分はどうしたいか、家計や家庭の状況はどうなのかを確認してみましょう。

子どもの将来のために、貯蓄をしたいなら正社員

子どもが保育園のあいだはあまりお金はかかりません。

ですが、子どもの将来を見据えて、

  • 小学校や中学校、高校と私立に入れたいと考えている
  • 大学は医学部や薬学部への進学も視野に考えている
  • 将来は海外留学をさせたい

といった場合は、普通の家庭よりお金が必要になってきます。

子どもが小さいうちから少しでも貯蓄を増やす必要があるので、そういった場合は正社員でバリバリ働くことをおすすめします。

知り合いの薬剤師さんは、子どもを私立中学校に通わせるために管理薬剤師をしています。

子どもとゆっくり時間を過ごしたいならパート

逆に、子どもが小さいときの時間を大切にしたいと考えている場合は、パート薬剤師をおすすめします。

時給が2,000円、週に20時間働くと想定します。

2,000円 x 20時間 x 4週 = 16,0000円

の収入です。

そこから保険料や年金などが引かれても、手取り13万円ほどでしょう。

薬剤師の時給は2,200~2,500円くらいが相場なので、時給が高いともっと収入が高くなります。

正社員と比べると十分ではありませんが、夫の収入額や住宅ローンの有無によって、貯蓄もできます。

収入は少ないですが、子どもとの時間は増えます。

周りと比べず、自分で働き方を決めることが重要

それぞれのメリット・デメリットを書きましたが、「結局どっちを選べばいいの?」と悩んでしまうかもしれません。

でも、これは誰かに決めてもらうことではなく、自分で決めないといけません。

私も転職をしたときは、どちらの働き方がいいか分からず悩みました。

  • 収入も増やしたい
  • 子どもとの時間も大切にしたい

と考えていて、夫に決断してもらったことがあります。

が、その時の転職は大失敗でした。

夫をせいにもできず、自分で考えなかったことを後悔しました。

結局、夫や子どもはいても、自分の人生は自分で選ぶべきです。

自分で決めたあとに、家族には同意を得るようにしましょう。

自分の気持ちや考えを大切にしてね。

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まとめ:自分に合った働き方を探そう

正社員とパートのメリットとデメリットを見比べて、また自分の生活状況を確認して、今の自分に合った働き方を模索していきましょう。

あまりに悩んでしまう人は、一度どちらにも挑戦するのもアリです。

一度正社員になったら一生正社員、パートになったら一生パートというわけでもありません。

現に、私もここ数年で正社員からパートに職を変えています。

また、数年で家庭の状況が変わるなんてこともよくある話です。

どうしても悩んで決めれない人は、一度転職エージェントに相談して求人票をもらってみましょう。

実際の求人内容(勤務時間や給料など)を見ると、より具体的に考えれると思います。

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この記事を書いた人

34歳|6yと5yのママ|精神科門前の薬局薬剤師|元・CROモニター|子どもの小学校入学と同時にパート薬剤師になりました|2023年〜将来のためにインデックス投資と副業を開始